〜何気ない休日の幸せ〜

休日の朝は、平日より少しだけ早く目が覚める。
仕事の日なら「あと5分」と布団にしがみつくのに、不思議なものだ。窓の隙間から差し込む柔らかな光を見ながら、今日は急ぐ予定も、追われる締切もないことを思い出す。
リビングへ向かうと、まだ静かな家の空気が心地よい。
コーヒーを淹れる音だけが部屋に響く。
湯気の向こうで、少しだけ深呼吸をする。
それだけで、なんだか心が整っていく気がした。
しばらくすると、子どもたちの足音が聞こえてくる。
「おはよう」
そう言いながら眠そうな顔で近づいてくる姿は、何度見ても飽きない。
平日は慌ただしく交わす挨拶も、休日は少しだけゆっくりだ。
朝食のパンをかじりながら、たわいもない話をする。
学校のこと、友達のこと、昨日見た動画のこと。
どれも大した話ではない。
けれど、その“大したことのなさ”が、実はとても大切なのだと思う。
昼前には家族で近くの公園へ出かけた。
特別な観光地ではないし、写真映えする場所でもない。
それでも子どもたちは全力で走り回り、大人はベンチに座ってそれを眺める。
風に揺れる木々を見ながら、「平和だなあ」と思う。
若い頃は休日といえば、どこかへ出かけたり、新しい体験をしたりすることが幸せだと思っていた。
もちろんそれも楽しい。
でも今は、目の前で笑う家族の姿を見ている時間こそが、一番贅沢なのかもしれない。
夕方になると、少し疲れた子どもたちはソファでごろごろし始める。
テレビから流れる音。
キッチンから聞こえる夕食の準備の音。
洗濯物をたたむ手を止めて、その風景を眺める。
何も特別なことは起きていない。
ドラマのような出来事もない。
けれど、ふと思う。
「今日もいい一日だったな」
そんな日が積み重なっていること自体が、幸せなのだと。
夜、子どもたちが眠ったあと、静かになったリビングで再びコーヒーを飲む。
朝と同じ一杯なのに、味は少し違う。
一日を無事に終えた安心感が混ざっているからだろうか。
毎日頑張っていると、つい大きな成果や目に見える成功を追いかけてしまう。
けれど人生を振り返ったときに思い出すのは、もしかするとこんな休日なのかもしれない。
家族と笑ったこと。
何気ない会話をしたこと。
穏やかな時間を過ごしたこと。
それらは派手ではないけれど、確かに心を満たしてくれる。
今日も一日、おつかれ、パパ。
何気ない休日の幸せは、案外すぐそばにある。
運営者プロフィール

hosota9 | パパブロガー
IT企業で働く30代パパ。
仕事と育児の両立に悩みながらも、「自分らしい生き方」を模索中。
このブログでは、子育てのことや副業・個人開発のこと、日々の気付きなどを発信しています。
今日のひとこと
「完璧なパパ」より、
「笑っているパパ」でいよう。

